第6回グループ活動「飯ごう炊さん練習」

 先日、第6回グループ活動「飯ごう炊さん練習」を行いました。暑い中での開催となりましたが、どのグループも持ち物を揃えようとしたり、最初の集合時刻を守ろうとしたりと、活動に至るまでの高い意識を感じさせてくれました。きっと全7回に渡るグループ活動において、この「飯ごう炊さん練習」は子どもにとって特別な活動となっているはずです。それは一昨年、昨年とほとんどのグループが、片付けの完了に間に合わなかったからです。子どもはこの特別な「飯ごう炊さん練習」において有終の美を飾るべく、意気込んできたことが姿から伝わってきました。

 全グループが集まったところで、ペナントの授与がされました。ペナントとは、集合や片付けが指定時刻までに完了したり、グループ内で忘れ物が一切なかったりした姿を「重点目標に向かう姿」として称揚するものです。受け取ったペナントを優しく握るグループ長は、これまで自分にできることを考え、率先して行動してきた手応えに顔が綻びながらも、すぐさま表情が引き締まっていました。恐らく、この後に控える飯ごう炊さん練習に向けて、さらに熱量を高めていたのでしょう。第15グループのある6年生は、ペナントを受け取るグループ長の背を温かく見つめていましたが、寸暇を惜しむように資料にも目を通していました。活動に至るまでの資料の読み込みが不可欠なグループ活動ですが、活動を直前に控えたこの時に、募った不安を少しでも解消しようとしたのでしょう。経験を重ねてきた6年生を中心に、暑い日差しが照り付ける中、活動が始まっていきました。

 活動が始まるやいなや、どのグループからも準備を急ぐ声が上がりました。それは決して一方的なものではなく、片付けの完了までを見据えてグループのメンバーとともに時間内終了したいという思いが言葉として発されたものでした。焚きつけに苦戦する仲間を見て、使うかまどを共有したり、燃え残りを減らそうと使用する薪を精選したりと、工夫する姿もみられました。「少し硬いけど、苦労したからその分、美味しい!」「初めての焚き火が楽しかった!もっと上手に燃やしたい」学年問わず達成感とともに炊けたご飯を頬張る姿は、4~6年生の縦割りグループで行う、グループ活動の醍醐味を感じさせるものでした。あるグループでは、グループ長が仲間がそうしてご飯を食べている間に、かまどを集めたり、木くずをまとめたりしていました。その姿に触発されたからか、早めにご飯を平らげ「代わるよ!食べて!」と声を掛ける5年生の姿がありました。結果として指定された時刻までに片付けが完了したグループとそうでないグループとがありましたが、1つの目的に、互いに思いを高め合いながら、充実感を分かち合いながら向かっていった経験は、間違いなく本キャンプで生きるものになるはずです。子どもにとって今回の飯ごう炊さん練習が点でなく線として繋がっていくよう職員一同支えてまいります。

 グループ活動・本キャンプに向ける子どもの思いは実に多様です。しかし、どの子にとってもこの活動が仲間との連帯感の強まりや、粘り強さや自立心などの人間性の涵養などに寄与するものになることを願うばかりです。次回は本キャンプ前の最後のグループ活動になります。本キャンプにおける不安材料を解消するための準備時間となるよう、力添えしていきます。