校歌
卒業式の歌
【卒業式の歌〜四方の山々かすみつつ〜】
令和6年度 附属浜松小学校音楽会にて,PTA小中コーラス部が「卒業式の歌」を披露しました。
「四方の山々かすみつつ,花咲く春の帰り来ぬ〜」で始まる卒業式の歌は,一度体験した卒業生には一生忘れなれない懐かしい思い出のメロディーであろうと思います。
この歌のルーツを訪ねると,浜松師範学校の開校の頃にさかのぼります。大正4年春開校した浜松師範学校(静岡大学教育学部の前身)の最初の卒業生として,講習科第1回生を送り出しました。その時,卒業式歌として歌われたのが最初です。
作詞は国語科の黒岩胤先生,作曲は音楽科の佐々木英先生,いずれも当時浜松師範学校で教鞭をとっておられた先生です。佐々木英先生は,その後、「月の砂漠」「お山の杉の子」などの曲を世に送られた作曲家です。
この歌はその後,浜松師範学校の卒業式の歌として歌い継がれると共に,卒業生の手によって遠州地方の小学校でも卒業式の歌として採用する学校が多く,そして,全国の附属小中学校にも広まっていったとのことです。
浜松師範学校の校名はやがて,静岡第二師範学校,そして,戦後は静岡大学教育学部浜松分校と三転し,懐かしい「四方の山々〜」の歌声も今日では,附属浜松小・中学校の卒業式の歌として,100年以上歌い継がれています。
また,コロナ禍で卒業式に在校生が参列できなくなり,この曲は卒業生と在校生の掛け合いであることから,歌われなくなってしまった附属校もあり,現在ではこの附属浜松小中のみで歌われているようです。
浜松近隣の養老介護施設では「仰げば尊しではなく,四方の山々なら歌えるよ」と言う年配の方々もいらっしゃるようで,このような素晴らしい曲が未だに歌い継がれていることを知っていただきたく,PTAコーラス部で披露させていただくことになりました。この音源は,昭和50年代の音楽科の河野訓三先生によってアレンジされた,二部合唱のハモリバージョンのアレンジとなります。
以下のリンクから当日の音源を聞くことができます。
四方の山々かすみつつ〜附属浜松小中学校 卒業式の歌 合唱 PTAコーラス部
