8年ライフタイム(LT)講話

8年生のライフタイム(LT)では、「人々が社会を支えているしくみ」について考える学習の一環として、地元企業株式会社栄商会の方の講話を聞きました。

栄商会では、環境に配慮した商品開発や、安全を第一に考えた製品づくりを行っています。特に、東日本大震災の経験を通して、「万が一のときにも人の命を守る商品を届ける」という使命感のもと、日々改良と工夫を重ねているそうです。

生徒たちは、会社は「ものを売る」だけの場所ではなく、環境・安全・暮らしを守るためのしくみの一部として、社会全体を支えていることに気づきました。また、どんなに良い商品でも、それを知ってもらうためには工夫が必要だということも学びました。SNSやイベントなどを使って、上手に伝えていることを聞いて、そうした工夫も社会の中で会社が役割を果たすための大切なしくみだと感じていました。

印象的だったのは、「価値を生み出すには、まず価値を理解してもらうことが大切」という言葉です。企業は、人々のニーズを受け取り、それに応えることで社会とつながっています。こうした双方向のしくみによって、社会が成り立っていることを改めて実感しました。

今回の講話は、企業の活動を通して「社会のしくみ」を身近に感じ、私たち自身もその一部としてどう関わっていくかを考える貴重な機会となりました。