つどいにむかう姿!!【あゆみ】

 

今、あゆみは、クラスのつどいに向けて絶賛準備中です。

9月中旬に5年生1クラスのつどいが終わり、「5年生のつどいはすごかった」「真似してみたい」「僕たちはこういうふうにしたい」「5年生のあと2クラスが終わると、いよいよ私たちだ」などと、自分たちのつどいへの思いを膨らませてきました。

夏休み期間があったことで、それまでに決めていた「伝えたいこと」「クラスのテーマ」「クラスの目標」などの内容を、再び考える機会にもなりました。あるクラスでは「そもそも、何のためにつどいをするの?」という

子どもの疑問をクラスで話し合い、つどいに向けた方向性をより確かにしていきました。

思いのずれから、言い合いになることもあります。こんな場面がありました。

「つどいのテーマを〇〇にしたい!」 「えー,〇〇を知らないからやめてよ」

「じゃあ、何がいいの?」 「そう言われても」

「意見がないなら反対しないでよ」・・・・・・・・

・・・・・・「そうだ、iPadだ」「iPadで〇〇を調べて、知ってもらおう」

何とか〇〇を知ってもらおうとする姿も、この動き出しを受け止めようとする姿も、どちらも、自らきりひらく子の一部だととらえています。

言い合いになっても、互いの思いのずれに立ち止まりながら、それをプラスに変えていく。そのような強みが、あゆみに見られ始めています。

強みと言えば「みんなでつくっている良さ」もその一つです。

まず第一に、つどい実行委員がいて、実行委員が司会となり、みんなに問いかけたり、準備の見通しを示したりしてくれます。しかし、実行委員だけのリードでは進んでいきません。

実行委員を支えるのは、実行委員のアイディアに寄り添って、「いいね、それやろうよ」と反応したり、「それよりも、こうしよう」と代案をもって意見を伝えたりする子ども同士の関わりです。

また、配役ごとに分かれた中で、台本を取りまとめてくれたり、小道具を持ってきたり、お休み中に台本を暗記してきたりするなども、つどいに対する子どもの思いの強さのあらわれです。一人ひとりが、同じ思いをもった仲間です。

つどいに使える時間は限られています。どのようにしてつどいをつくっていったのか!そのプロセスで何を学んでいったのか!ということを、大切にしていきたいです。そのことこそが、子どもたちの成長につながっていくと思います。