「2年生になるんだよ」と『あゆみ』の子たちに言葉をかけると、きっと子どもたちは、照れくさそうに、はにかんで自分の「あゆみ第2章」を想像することでしょう。その想像の中には「運動会で優勝したことに喜ぶ自分」「今よりたくさんの漢字が書けるようになった自分」「つどいが成功し、多くの拍手をあびる自分」などがいることと思います。ただ、それを実現することが、例年以上に困難な状況であることも、また事実です。
気付けばいつか 見える明日 どんな一歩も無駄にはならない
大切な今 日々の中で ただ胸張って『歩み』続けよう 〔歩み/GReeeeN〕 |
歩み/GReeeeNの一節です。初めは、2年生になる『あゆみ』の子たちを支える意味だけで、載せるつもりでした。しかし、今、改めて読んでみると、もっと多くの人を支える言葉としても捉えられると思います。明日がどうなるか分からない中、それでも一歩を踏み出さなくてはならない。そうなった時に踏み出せる根拠は「この一歩は決して無駄にならない」とか「これまでやこれからを形作る『今』を大切にしたい」とか、そんな「思い」なのではないかと考えているからです。
昨年度の『あゆみ』の子たちについてふり返ってみても、子どもたちは、このような「思い」に溢れた日々を送っていたなと思います。全てが初めてで分からないことだらけの1年生…それでも「運動会で優勝するために、相棒玉入れの作戦を考えたよ」「私ね、漢字好きなんだ。新しいことを知れるって楽しいから」「つどいはクラスの自慢を伝えるんだよ!これで本当に伝わるの!?」などと、私たちの記憶に残っているのは『実現したい姿に向かう過程(歩み)を大切にした姿』です。今年度もそんな姿をたくさん支えていきたいと思います。御協力よろしくお願いします。