3年生の国語で,MV(ミュージックビデオ)を味わう授業を行っています。MVとは,音楽のために作られた映像のことです。
MVには,鑑賞する文化と制作する文化とに分けられます。今回の授業では,どちらの文化も子どもたちが味わうことができるように題材化し,実践しています。
MVを鑑賞する授業で子どもたちは,歌詞(言葉)とMVでアーティストが表現しようとしたことを探っていきました。
事情によりどのようなMVをもとに授業を行ったのかは掲載することができませんが,仲間と語り合う中で,歌詞では理解しづらかった言葉が映像を通じてより明確になっていったり,映像の構成からアーティスト自身と生み出す音楽との対比が表現されていたりすることを見いだしました。
子どもたちは,MVを受けとる側としての文化に浸ることができたのではないかと考えられます。その後「MVとはどのようなものか」について確認し合い,制作する側の視点を醸成していきました。
これからの授業では,校歌でMVを制作していきます。制作にあたり,いつも何気なく歌っていた「校歌」を4つの視点から追求し,自らが制作したいと考えるMVのテーマを決定していきます。
協議会では,それぞれが見いだしたことを基に,グループで制作するMVのテーマを決定していく授業をお見せいたします。 (梶山哲耶)