巣立ちのとき

平成26年度 卒業証書授与式が行われました。校長から,卒業生一人一人に卒業証書が手渡されました。

別れの言葉では,きれいな歌声と思いのこもった呼びかけで,卒業する喜びと周りの人への感謝の気持ちを伝えました。また,将来の夢や小学校生活の思い出を語る卒業生の表情は,誇らしげに輝いていました。

昨年,テレビでも放映されましたが,卒業証書授与式の最後に歌われる,「卒業式の歌」は,大正6年に,浜松師範学校の音楽教師であった佐々木すぐる氏(後に「月の砂漠」を作曲する)が,第一回講習科卒業生のために作曲したものであるとの資料が残っているそうです。その当時から歌い継がれてきた,長い伝統のある曲です。演奏するのも歌うのも難しい部分がありますが,今日の卒業式では,きれいなハーモニーを奏でていました。

卒業生のみなさんの中学校での活躍を期待しています。

 

卒業式の歌

黒岩胤詩  佐々木すぐる曲

四方の山々霞みつゝ  花咲く春のかへり来ぬ。

嗚呼この春に巡り逢ひ 今日の譽を擔へるは

これぞ師の恩友の援け 何時の世にかは忘るべき。

行く手遙けき九十九折 如何にけはしくさがしとも

訓へ身にしめ一筋に  登り極めん國のため。

學びの窓の雪螢    集めし功今日なりて

輝く玉の桂をば    手折る君こそめでたけれ。

今日を限りの別れかと 思へばいとゞ名殘惜し

さはれ榮あるこの門出 祝はざらめや勇ましく。

さらばよ。さらば。  いざさらば。

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