学びを深め、最高学年に向けて歩みを進めるかがやき~大晦日 定めなき世の 定めかな~

例年以上に早く過ぎ去っていった2020年も,気付けば終わりを迎えています。今年は,感染症と向き合う年となり,キャンプの中止,運動会の延期と,すべての活動に大きな変更が生じました。子どもたちにとっても,活動への見通しをもてないことによる不安や活動が制限される中で計画を立てる難しさがあり,「いつもの」活動が経験できないことに,大きな心苦しさを感じた年となりました。しかしながら,この時勢においても,授業・生活でよりよい自分,よりよい集団を見据えて力強く歩み,成長を続けるかがやきの子たちの姿に,頼もしさを感じています。

国語の授業では,説明文の「要旨」について話し合うことをきっかけに,より発展的な学習として説明文への評価に挑戦しました。「筆者が言いたいことは分かるけど,『中』の段落で例として挙げられている内容は一部分すぎるから,別の内容も加えた方がいいと思う」「この段落は比較するためにあるんだから,これ以上増やすと情報が多くなって逆に分かりにくくなる。あくまで筆者の主張を伝えやすくするための例だから現状のままがいい」と,今まで学んできた説明文の学習からさらに一歩踏み込んで,書き手の意図を考えながら話し合いました。

社会では,学校の学びと実生活をつなげながら,学びを深めています。「先生,実際にスーパーを何店舗か回ってどんな米の品種が売られているか調べてきた」「新聞に,中小工場について書かれている記事があったからみんなに配ってほしい」など,自主学習や家で調べてきたことが授業に生かされる場面が見られるようになりました。

家庭科では,和食文化への学びを深めています。「家と同じように,かつおと煮干しの出汁が味噌汁に一番合う」「私は,優しい味になるように麦味噌にするのがいいと思う」と,子どもたちは出汁・味噌・具材を自分で決めて自分なりの味噌汁作りに挑戦しました。12月には子どもたちが考えた献立が実際に給食に出され,みんながおいしく食べてくれることへの喜びを実感しています。

このように,授業を通して学んだことが子どもたちの日常や実生活と繋がりをもち,友だちと話し合う中でさらに深く自分なりの学びをつくる姿に,附属生としての学びの高まりを感じています。

そして,2月に向けて本格的に動き出した6年生を送る会。子どもたちは全校を動かすことの大変さや,リーダーとしての責任を感じながら活動しています。「6送会では,体育館の中に全校が集まることは難しいから,6年教室の前から長い花道をつくって全校で見送るのはどうだろう」「例年以上に会場を華やかにできるように,下級生にも協力してもらって全校で飾り付けをつくりあげよう」と,今の自分たちにできる精いっぱいの姿で活動を進めています。

ある朝,下級生のクラスにお知らせをするために廊下で立って待つ5年生を見かけました。心なしか不安を感じさせながらも,寒い中凛とした表情で教室を見つめるその姿に,最高学年へ向けられた眼差しを感じました。年が明ければ委員会引継ぎ式,6年生を送る会を経て,いよいよ代表のバトンを引き継ぎます。今まで6年生の後ろを歩いてきた5年生から,“附属生としてのあるべき”姿を考え「自らをきりひらく」を体現する立場となっていきます。

最高学年に向けて,一歩一歩進んでいく子どもたちを,私たち5年部職員も,精一杯支えてまいります。ご家庭での励ましの声掛けも引き続きよろしくお願いいたします。

今年一年,教育活動の変更が重なる中,ご家庭の温かい見守りと力強いご協力をありがとうござました。よいお年をお迎えください。令和3年もよろしくお願いいたします。